配当にかかる税金
投資家のリターンは、配当とキャピタルゲインであるが、それぞれに税金がかかる。海外投資であれば、例えば、現地で源泉税、国内で所得税がかかったりするが、Valuationをする際は、あくまで対象会社のAvailabile cashベースであり、投資家が払う税金は考慮しない。
これは、投資家によって税金が違うことから、配当に対する税金は考慮しなことになっている。例えば、日本と投資対象国は租税条約があり税の優遇があるがB国はないとか、投資家Bは去年大赤字で当面税金を払わなくていいTax positionにあるとか。
また、ValuationはCAMPをベースにしており、あくまで調達コスト(投資家の期待リターン)であるということもある。
では、実際に投資判断をする際、税金を気にしなくていいかというとそんなことは当然ない。あるいみ、税金は最大のコストなのだから。