2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧
前回譲渡制限の話をしたが、Tag alongというものがある。これはパートナーが第三者に譲渡するとき、同条件で自分の持ち分も売ってもらう権利。合弁事業をやると、パートナーがいないと成り立たない事業というものがある。(商社とメーカーでモノ作りはパート…
合弁契約書では株式譲渡に関して、様々な制限がかかる。一定期間売れない、Lock upや、譲渡する際に相手方の同意がMustになっている契約もある。こういう場合、パートナーにも逃げられないが、こちらも逃げられない仕組みで、これはこれでExitがしづらい。 …
投資家のリターンは、配当とキャピタルゲインであるが、それぞれに税金がかかる。海外投資であれば、例えば、現地で源泉税、国内で所得税がかかったりするが、Valuationをする際は、あくまで対象会社のAvailabile cashベースであり、投資家が払う税金は考慮…
以前紹介した通り、インタレストカバレッジレシオは、営業利益を支払金利で割ったもの。財務分析は第三者の決算書を評価することがメインであり、情報のAvailabilityに限界があるので、これしかできないとも言えるものの、本来であれば、以下のアプローチで…
まず、総借入対月商比は、短期借入の水準を見るものだと、個人的には考えている。 以前解説した通り、短期借入は運転資金「売掛債権+在庫ー買掛債務」イコールなるはず。従い、単純にこの2つを比べて、短期借り入れがもし多いのであれば、過去の損や固定資…
財務分析をする際、借入を何の指標で評価するか、ぴったりとした指標がなく、若いころはいつも頭をひねっていた。財務分析の本を読むと大体以下が載っているが、②固定長期適合比率は分かりやすいもの、①総借入対月商比、③インタレストカバレッジレシオは数値…
驚きのトランプ大統領誕生ですね。デーブスペクターがテレビでアメリカ国民は無知、無学と言っていたのが印象的でした。 さて、今後ですが、TPPが不承認となる等、アメリカが保護主義になり貿易が減ることで世界経済が減速すると言われています。円高になり…
新興国のValuationをするとき、まず問題になるのが、どこのリスクフリーレート、つまりどの国債の数値を使うか。 結論としては、ドル国債を使い、WACCを算出した上で、インフレ調整(+カントリーリスクプレミアム)したうえで、現地j通貨建てのWACCを算出す…
製造業 債権 100 債務 50 在庫 50 短期借入 100 =運転資金 固定資産 400 長期借入 200 自己資本 200 36% 総資産 550 総資産 550 卸売業 債権 250 債務 150 在庫 190 短期借入 290 運転資金 固定資産 50 長期借入 0 自己資本 50 10% 総資産 490 総資産 490