経営戦略の目的

経営学では、維持可能な業界平均以上の利益（sustainable superior profit SSP）を上げることが経営戦略の目的と言われる。

ポイントは、経営戦略の目的はただの利益を上げることではなく、①維持可能な、②業界平均以上という２つの条件がつくこと。

式で表すと「SSP＝業界平均±企業の違い」となるが、経営学では、利益はまず業界（外部環境）によってベースが決まり、あとは企業の違い（経営のうまい下手）で上下するというもの。

この考え方って面白くて、例えば、携帯電話のキャリアは巨額の利益を上げていてすごいように思うが、規制産業なので、業界として儲かるのは当たり前で、競合間でどれだけ買っているのかが経営力ということ。同業他社よりも多く儲け、且つそれを維持するのが大事ということ。