パートタイムMBA
パートタイムMBAは、働きながら、MBAを取得するというもの。(因みに、私はフルタイム)私の通っていた学校では、金曜日と土曜日の終日(といっても3時ぐらいまで)を使って、パートタイムは授業してました。当然、金曜日は会社にいけないので、職場から同意を得ることが出願の条件。フルタイムでは、1年次必修、2年次は選択授業という構成でしたが、パートタイムでは、フルタイムと同じ内容の必修授業を2年かけてやるというもの。もちろん、学位も取れるものでした。
ハードワーク過ぎてみんな青白い顔をしていたので、簡単には言えませんが、仕事をやめることなく、フルタイムと同じ質の授業を受けて、学位が取れるパートタイムは傍からみていると、なかなかいい制度だし、日本にも、もし良いプログラムがあるなら通いたかったなと思います。
MBAのROI コストパフォーマンス
MBAのROIは、私はケースによってはそこそこいいROIが出ると思っている。因みに私は社費です。すいません。
まず、ポストMBAは最近少し動きがあるかもしれないが、私の卒業の5年ぐらいまえは大体1000-1200万円が日本におけるポストMBAの相場でした。(もちろん例外はいるでしょうが、トップスクールなら業界を選ばなければこの年収のJobを得るのはそこまで難易度は高くない)従って、MBA前の年収がこれより低い場合、何年でpay backできるか簡単に計算できます。
しかも、もちろん学歴・職歴がいい方が受験に有利なのは言うまでもありませんが、実は一流大学、一流企業の肩書はMustではありません。従って、あきらめずにがんばれば一発逆転ということもありえます。
リスニングの勉強法 聞こえない理由
リスニングができない理由は、以下の3つがあります。
1.音が認識できない
2.音は認識できたが、意味を知らない。
3.音も認識でき意味も知っているが、スピードが速くて理解が追い付かない。
具体的には、I am a student.
1.は何と言っているかわからなかった
2.はStudentとは聞けたが、生徒と知らなかった。
3.は意味も知ってたが、早すぎて、意味の理解がおいつかない。
この3つのどれが原因かを知ると、対策ができます。
1はシャドウイングやディクテーション。2は、単語の暗記。3はもちろんシャドーイングやディクテーションでもいいのですが、英文を読みかえりせずに早く読む。またはリーディングを大量に読み、意味理解に慣れるといった練習になります。私のように育児をしていると、リスニングをやる時間はありませんが、通勤や仕事中にリーディングを通じてリスクニングを鍛えることはできます。
戦略論を勉強することの実益
戦略については、いろいろ書籍が出回ってますが、きちんとした教科書を1冊しっかり読むことを私はお勧めしてます。(お勧め書籍 戦略本 - MBA x 総合商社道場)
一方勉強したところで、いきなり自分のビジネスが強くなるわけではなく、なんというか即効性にかけるというか、あんまり役に立たない感じがどうしてもしてきます。
個人的に思うのは、それでも戦略論を勉強する意味があり、それは以下の2つと考えます。
1、戦術レベルの話をしないですむ
以前、戦略と戦術の違いを解説(戦術と戦略の違い - MBA x 総合商社道場)しましたが、これがわかると戦術レベルの話をしないで済みます。だいたいXX本部戦略会議なんていうものは、業績説明と戦術レベルのオンパレードで、もし、出席者全員が目線を合わせ戦略レベルの議論ができたら、それはすごいことだと思います。
2、フレームワークで考えられる
なぜ自社のビジネスが不振か、”そうかA国市場は日本と違い、顧客のスーパーが寡占しているからか”なんて five forcesを使って、現状を分析できたり、この会社はニッチ、この会社は差別化なんていろいろ整理しながら考えられたりします。頭の整理にはとてもいいです。
ブルーオーシャン戦略
橘玲さんの記事で、ブルーオーシャンとニッチの違いについて、説明がありなるほどと思ったのでシェアします。
要は、ブルーオーシャンは、ライバルのいない巨大市場を意味し、一方、強力なライバルのいないところでそこそこ成功するのがニッチ戦略とのこと。橘玲さん曰く、巨大市場があるゆえに、それに気が付いたライバルがすぐに参入するのですぐにレッドオーシャンになってしまう、相手が大手なら容易に勝てない、一方、ニッチはずっと小さく勝ち続けられると。
もっとも、ブルーオーシャンはブルーオーシャンであるうちに、GAFAのように圧倒的なポジションを作り上げ、レッドオーションになっても勝てる環境をすくるというのが、大事なんでしょう。
ブルーオーシャンは、MBAの授業でブルーオーシャンを生み出したINSEAD出身の教授がシルクドソレイユのケースを使って説明してくれたが、ニッチとの差がわからず、一方、ブルーオーシャンという用語はとてもいいWordingでだからこれだけ受けているのかなと勝手に思ってましたが、自分のなかで整理がついてよかったです。
UBERのカリーム買収
前回のデサントでM&AのEthic的なことに言及しましたが、もう一つ。UBERが中東でシェア争いしているカリームを$31Bで買収したという記事が出ていました。
UBERからすると、中東で高いシェアを持っている同業を買収し、同市場をDominateしたいということでしょうし、カリームからするときっとたんまりプレミアムをもらったんでしょう。ということで、売り手も買い手もmake moneyできるいい取引と言えそうです。
一方、消費者目線でいうとどうでしょうか? 結局、UBERとカリームがくっつくことにより、Availableなサービスが減るわけです。従い、料金が将来的にあがり、それがUBERの払ったプレミアムの原資になるのかなと思います。
前、出版社がブックオフを買ったときにも思いましたが、顧客視点でどうなの?って思ったりします。