戦略論を勉強することの実益
戦略については、いろいろ書籍が出回ってますが、きちんとした教科書を1冊しっかり読むことを私はお勧めしてます。(お勧め書籍 戦略本 - MBA x 総合商社道場)
一方勉強したところで、いきなり自分のビジネスが強くなるわけではなく、なんというか即効性にかけるというか、あんまり役に立たない感じがどうしてもしてきます。
個人的に思うのは、それでも戦略論を勉強する意味があり、それは以下の2つと考えます。
1、戦術レベルの話をしないですむ
以前、戦略と戦術の違いを解説(戦術と戦略の違い - MBA x 総合商社道場)しましたが、これがわかると戦術レベルの話をしないで済みます。だいたいXX本部戦略会議なんていうものは、業績説明と戦術レベルのオンパレードで、もし、出席者全員が目線を合わせ戦略レベルの議論ができたら、それはすごいことだと思います。
2、フレームワークで考えられる
なぜ自社のビジネスが不振か、”そうかA国市場は日本と違い、顧客のスーパーが寡占しているからか”なんて five forcesを使って、現状を分析できたり、この会社はニッチ、この会社は差別化なんていろいろ整理しながら考えられたりします。頭の整理にはとてもいいです。