私は総合商社の隠れた強みとして国際税務があると考えている。
M&Aにおいて、税務は物凄いインパクトがある。軽く数億、スキームによっては数十億円、数百億円の違いがでてくる。
各国税務に精通することはもちろん、租税条約まで出てくると、内容複雑怪奇になり、物凄いナレッジと経験が必要となります。
もちろん、最終的には各国の税務アドバイザーを雇い確認しないといけないわけだが、総合商社の場合、主要な国なら結構なレベルまでインハウスのリソースで対応できます。例えば、次の米国大統領選の結果を見据えてTAX Planningする等社内に税務のブレインを抱えているのは実はとっても大事なことです。