選択と集中
総合商社の決算が出ましたね。一部、減損があるものの、このコロナ下でも総じて各社黒字決算になっています。 金属、エネルギー、資源、自動車が大きく落ち込む一方、生活、インフラ等が堅調に推移し、全社業績を支えています。因みに同じ資源でも石炭は低迷する一方、鉄鉱石は高値で稼いでいます。
日ごろ、部門間シナジーなんてない、コングロマリットディスカウントといじめられても、こういうパンデミック下では、やはり、ポートフォリオを分散してリスク耐性を持つ総合商社の強みが出ますね。
以前の記事ですが、もちろん、保有する事業に強みがあるのが前提で、ただ持っているだけではダメですが、社会に対する責任を果たすためにも、ある程度の多角化は必要と個人的には思っています。(異論がある方も多いと思いますが)