選択と集中
選択と集中はよく聞くフレーズだが、個人的には時代遅れのような気がしている。
世の中は不確実であり、これに対応するには選択肢を広く持ち、コミットを遅らせるのが定石である。選択と集中によりコストを減らすよりも、企業の体力が持つ限りはできるだけたくさんのものをポートフォリオに持ち、ニッチからマスに移行するタイミングを持ち、そのタイミングで選択と集中をするべきと考える。
成熟産業ならまだしも、社内で戦略の話をする時なんとなく、選択と集中を言う人が周りに多いので疑問を呈してみました。もちろんどこに資源をはるかは戦略の要諦ですが、シャープがテレビ一本足打法であっという間に傾いたことを見れば、分散やむなしですよね