環境デューデリジェンス フェーズ1 フェーズ2
環境デューデリジェンスの中味を簡単に説明しようと思います。
といっても、我々投資家は基本やることがなく、ERM等のコンサルが調査自体はやってくれるので、そのレポート結果を事業計画や、SPAに反映するのが仕事になります。
まず、初期調査としてデータルームや自治体が持つ情報にアクセスしてデスクで情報の整理をします。その次に実地調査を行いますが、これが2段階に分かれます。フェーズ1でなにもなければ基本調査は終了です。
フェーズⅠ調査
実地調査を行い、現在及び過去の活動内容を精査し、ありえる環境問題、汚染の把握をします。現地調査は1-3日程度、レポートを含め、2週間程度。ここで問題が発見されるとフェーズ2に移行します。
フェーズⅡ調査
フェーズⅠ調査の結果で特定された事項について、実際に各種サンプルを採取し調査します。現地調査は数日から数週間、レポートを含め、1-2か月程度。
・ 土壌、地下水(ボーリングによる)
・ アスベスト、PCB
・ 埋設廃棄物
・ 廃水