MBA x 総合商社道場

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書評 未来に先回りする思考法

 

遅ればせながら、佐藤 航陽さん「未来に先回りする思考法」を読みました。特に第4章が面白かったです。面白かったポイントは以下の通り。

 

・本当に大きい成果をあげたいのであれば、真っ先にかんがえないといけないのは、「今の自分が進んでいる道はそもそも本当にすすむべき道なのか」です。

 ・テクノロジーを知るのは4段階「使える、ポテンシャルが分かる、なぜできたのか原理から理解している、実際の作り方が分かる」あるが、第三段階まで理解するのが重要。つまり、そのテクノロジーがなぜ誕生し、どんな課題を解決してきたか。

ロジカルシンキングはすべての情報をえることができない「情報の壁」と、意思決定者が持つ「リテラシーの壁」という二つの障壁が存在する。問題は、その二つの壁を認識しないままに、自分たちに認識できる現実の範囲を「全体像」ととらえてしまうことです。

・それまで自分の認識をもとに論理的に意思決定を行っていました。しかし、そもそも自分の認識はそんなに信用できるものなのか。

私たちにできるのは目の前にある手もちの材料を混ぜ合わせて、自分も周囲も納得できるような「その場しのぎの合理性」をつくることだけです。

・本当の意味で合理的な判断がしたいならば、非合理的なものを許容しないといけません。将来的に新しい情報が得られるだろうことを考慮に入れたうえで、一定の論理的な矛盾や深く自省をあえて許容しながら意思決定を行うこと。

・大きなリターンを出すためには、適切な時に適切な場所にいることが重要です。