peと商社の違い 第16回
第16回は、従業員数。
PE:数十人
商社:数千人
PEはあくまで投資家のプロであり、立ち上げの期間を除いては、出資先に出向することもないので、1案件の担当は通常2,3名でそこまで人手がいるビジネスではない。経理や法務等のアドミは基本アウトソース。従って、PEの従業員数は、通常十数人であり、
多くても30人ぐらいしかいない。
一方、商社の場合は、いまだにトレードもやっているし、投資についても多くの出向者をだし、現場でオペレーションもやるので、マンパワーがいる。国内の大きめの投資先では出向者が数十人っていうケースもある。これに加え、経理、法務、IR、IT等の
コーポレートスタッフも加わり、結果数千人の従業員となる。
但し、最近の商社はPE型投資も増えており、今後も毎年100人以上新卒を採用し、今の従業員規模を保つのか、或いはPEのように少数精鋭型に移行するのか。個人的にはある程度従業員は減っていくと思っている。