MBA x 総合商社道場

MBAと総合商社の事業投資をメインの話題にしたブログです。

シナジーなんて出たことがない

私はシナジーが嫌いだ。シナジーM&Aの世界において一番のmagic wordなんだろう。

もちろん、M&Aの本質は、オーナーが変わることにより、シナジーが生み出され、100のものが130や200とかになり、それを売り手と買い手が山分けする win -win の取引であるというのも理解しているし、またシナジーがないと入札に勝てないという現実も理解している。

 

一方で、シナジーがあるために、本来、買値を死ぬほどネゴらないといけないのにネゴらない、実現するかわからないのに社内外に説明をつけるために無理やり絵を描くという弊害がおこる。

 

というか、コストカット以外のシナジーシナジーが生み出されるって実は超レアで、実際はただプレミアムを払うだけというのが普通なんだってどれほどの人が認識しているんだろう。

 

そんな現実を知ったうえで、買値を1ドルでも値切る、シナジーというからには死んでもやり遂げるという緻密な契約と強い意志を持つ人が、本当のM&Aのプロなんだと思う。

MBAでの韓国人の友人との会話

留学当時、某有名経営者がHarvard時代、”韓国の友人と腹を割って話し合った。立場は違えど、お互いを理解できるものだ”と語っていた記事を見て、そうかーと思い、私も韓国人の友人に話をしたことがあります。

私「〇〇(友人の名前)、今、竹島/ドクトで日韓もめているけど、どう思う?」

友人「えー、お前興味あるの? 俺は全く興味ないし、ニュースも見てない。そんなことより、ビールを飲むぞ」

私の友人の問題かもしれませんが、こういうリアルさも留学のいいところかもしれません。

MBAでのコミュニケーション

以下の記事は、私のMBAでの経験に似ていて、内容も概ねそうかなと思います。

「人の話は最後まで聞け」というマナーは、世界の非常識だった (ムーギー・キム) | 現代ビジネス | 講談社(3/3)

ここに書いてない内容で私がAddできるのは以下。

・聞いていると発言できない。授業で同時に複数名が話し始めたとき、途中で辞めずに話し続ける。それぐらい図太くないと授業で発言できない。

・チームワーク日本人的な足して二で割る的な発想する人はほとんどおらず、Aさん、Bくんどっちの意見にするかの二択。結果がでなかったら選手交代といったアメリカの二大政党に近い発想の人が多い。(日本人的には折角、チームでやっているのにってもんもんとしてしまう)

・発言は質より、数を重視。

もっとも、ここに書かれている知識があると、「相手は人格攻撃ではなくて、単に意見を言っているだけなんだ」というのが分かるので相手の態度は理解できますが、私も海外生活は長いですが、全然慣れません。

因みに、救いなのはクラスメイトで、「俺はさー、自分の意見を言うより、聞くのが好きなんだ。学校を間違えた。」なんて弱気な発言をする人もいて、外国人にもいるんな人がいるんだなと

安心したりします。

 

 

 

Valuationができる とはどういうレベルか?

ファイナンスの教科書を読んで、Valuationを勉強すると意外に簡単と思うはず。DCFももちろん簡単なのですが、PERなんて、対象会社の純利益に類似業者の倍率(時価総額÷純利益の業界平均)をかけて算出するだけ。使うのは掛け算ということで、算数の世界です。商社の若手でも計算自体は簡単にできます。

一方で、そのベースとなる以下のような知識をきちんともっているか、そこにValueがあります。

たとえば、PERを使う場合資本構成(

PERで資本構成を同じにしないといけない理由 - MBA x 総合商社道場参照)が同じでなければならないとか、類似は同じ業界である必要があるが、同じ業界の定義が大事。安定期に入った業界では各社の成長率は同じになるはずで、この考え方にそった内容になっているか、地域の違い、2つ以上セグメントがある場合等細かく考えて、類似を定義していかないといけません。

更に、PERの水準自体も他の業界と横並びで見て、おかしくないかをチェックする。なお、PERは 1/(ROCE -G)なので、資産利益率と成長率がたければ高いほど、PERも高くなるはず。

以上に見ていると、ファイナンスをよりつっこんだ知識、細部へのこだわり、経験(横並びでみれる、別これはデータをつかってもいいのだが)により、Valuationの質が変わったりします。

 

 

PERで資本構成を同じにしないといけない理由

PERで類似業者を選ぶとき、同じ資本構成を選ばないといけません。理由は以下の通り。

 

A社 EBITDA 50  利払い 20 純利益30

B社 EBITDA 50  利払い 0 純利益50

 

 

A社 EV 1000 Debt 500 MV 500

B社 EV 1000 Debt  0 MV 1000

 

A社 EBITDA倍率 20 PER 20

B社 EBITDA倍率 20 PER 16.7

 

以上のようにPERは20と16.7なので、同じEBITDA倍率なのに

数字がゆがんでいます。

 

記事「日本の学歴が世界で通用しない理由」

 日本の学歴が世界で通用しない理由という記事を読みました。

https://news.livedoor.com/article/detail/17126971/

 

日本の大学は入口管理があって出口管理がないというのはその通りですね。

 

私が卒業したB-schoolも「当校の卒業生と名乗るならこのレベルには達しろ」という明確なラインがあり、また学生にもがき勉強させるために、一定数放校処分にして学校に緊張感を出していました。

 

Gradingも真剣そのもので、レポートを提出して、先生が赤ペンでラインをひき、コメントをくれるという点で日本の大学と違うな非常に感銘を受けました。

 

もっとも、海外の大学は人数しぼって、学費も年5万ドル程度するので、それがゆえにきめ細かい、本来あるべき教育ができているのだろうと。

 

一方、日本の大学は学部当たり1000人近い人数がいて、こういったら大変失礼になるが、商品価値の薄い薄利多売のビジネスしてきたわけで、これを転換しようと思うと、教員、教室、学生数、学費等々全てを変えないといけず、このビジネスモデルの展開をしようと思うと大抵のことじゃないなと思ったりします。

 

日本は最高学府の最高学府の東大さえマンモスなので、おそらく、これを変えるのはまず難しいと思うので、新しく作った方が早いですね。学費は高いが、少人数でみっちり教育、就職も抜群(日本の企業に普通に就職したんじゃペイできないので当然海外に送り出す必要あり)みたいなブランド校が日本にできるとおもいしろいなと思い付きで思ったりします

MBA留学中の家庭不和と解決方法

この前、別の学校のMBAに行った友人と話をしてて、

MBA中にお互い夫婦仲が悪かったという話題で盛り上がりました。

 

まだ子供がいない若いカップルなら問題ないものの、子どもいる場合、

夫はMBAのプレッシャー、奥さんは子育てストレスを抱え、

普通、めちゃくちゃ仲が悪くなります。

 

私も、MBA中は平日は子供を風呂に入れる以外は、全部勉強。

週末も土曜の午前中と日曜日終日は勉強で、家族の時間は土曜の

午後のみで、振り返ると本当にひどい生活で、当時小さかった

息子が泣きながら、「パパ遊んでよ」と泣きながら言われたのに、

「ごめん宿題があるから」といったことは本当に申し訳ないと今でも思います。

 

友人も、奥さんがスーパーで買い物しているときに、早く選べよと

イライラして、それが元で大喧嘩したと言ってました。

 

解決策としてはそんなにプレッシャーを感じずに、手を抜くところは

手を抜く。たとえば、会計なんて商社の人間は初めからある程度できるので、

単位が取れればいいぐらいの割り切りでまじめに勉強しない。

 

折角海外にいるんだから、勉強だけじゃないよねって、卒業した今だからこと

いえます。(当時はそんな風には思えませんでしたが)