MBA x 総合商社道場

MBAと総合商社の事業投資をメインの話題にしたブログです。

佐藤優さん 「女性活躍」

 

【佐藤優】女性活躍、甘い言葉に騙されないあなたは正しい | ハフポスト

 

私も「女性の活躍」ってなんか違和感があったのですが、言語化できていなくてモヤモヤしていたのですが、以下の読んで、すっきりしました。私の母も、妻も子育てがんばってますもん。

 

(Quoto)

(女性の活躍を)うざいと思うのは僕は気持ちはよく分かります。
要するに女性活躍というのは裏返すと「活躍していない人がいるんですか?」と。こういう意味でしょ?

みんな活躍しているのです。その形態が違うだけです。「政府は活躍の形態を勝手に決めないで。これはむしろ女性活躍というより女性活用。だからそれはうざい」そう思うあなたの感覚に私は非常に共感します。これはだから「もっと働け」って言われるのと一緒ですね。当事者たちは「ふざけるな、十分働いてる」という話なのです。

(Unquote)

前田道路 TOB

前田道路、すごいですね。

 

前田道路、535億円の特別配当 敵対的TOB対抗で大幅上げ :日本経済新聞

 

株式価値=EV- net debtなので、配当で既存株主に現金をばらまくと、EVが一定なので、株式価値が下がります。ということで、前田建設TOB条件に「純資産の10%に相当する額の配当があったとき撤回できる」となっていて、それを逆手にとったわけですね。

 

この瞬間株を持っていた人だけに多額の現金をばらまくのがいいかどうかは別にして、そんなに前田建設が嫌いないのかと言いたくなる、このアクション。 すごい。

アメリカで働くということについて

以下の記事を読みました。

 

実力主義の米国で生き残れる日本人はわずか、されど… (2ページ目):日経ビジネス電子版

 

・物価については、その通りで。NYでラーメン食べたら25ドル、中華やフォー等やすいとことで15ドル。ちゃんとしたハンバーガーも13ドルぐらいします。結局、1990年代から成長が止まった日本と2%とかが成長しているアメリカとで、物価や給料の差が開いています。複利の力ですね。

家も、私が住んでいるボロボロの郊外の一軒家も5000ドル弱しますね。全然5000ドル感ありません。

・働きやすさは、その通りで、子供の学校行事には親はみんな参加してますね。ラッシュアワーも夕方4時に始まって、日本人からすると、よくもこんな働かないで、みんなこんだけ稼いで、会社も利益を上げるなって不思議に思ってしまいます。

・給料も投資銀行とかでなくても、サラリーマンでも出世すれば夢がある金額があるし、中小企業でもマネジメントになると1milとかも結構いて、オーナーしか稼げない日本との違いを日々感じます。

・一方、朝出社したら、会議室によばれ、そこに人事部の人がいて、そのまま社員証を取り上げられ、オフィスから出されるという見ると、厳しさもあり。結局65まで雇用を(本当にしているかわからんが)約束するかわりに安い給料を全社員に払う日本と、できるやつに厚く、できないやつはさようならの構図なのかもしれません。

こうなると好みの問題かもしれませんが、人口減の日本と、今後も経済成長が長期的に続くアメリカというマクロの違いは大きいと思います。

 

 

ZOZO 前澤社長 業績下方修正

以前ライザップについて、増資をして品がないといいましたが、

ライザップ 会計知識の必要性 - MBA x 総合商社道場

 

 

今回はZOZO。

https://www.wwdjapan.com/articles/1022287

 

記事によるとわずか1年半で時価総額は1.5兆から3分の1程度におちこんだとのこと。

前澤前社長からの自己株取得価格が、株価3,845円。今の株価は1582円。

というか、自己株取得が2018/4、そのわずか半年強の2019/1に業績下方修正で

ほとんど株価を今の水準ぐらいまで下げていたんですね。

んー。節操がないというと言い過ぎか。

M&A デューデリジェンス 弁護士・会計士等の通う方法

私の経験では、DDにおいて、クライアントである買い手から気になるポイント、調べて欲しい点を明確に伝えることが大事だと思います。でないと、DDを依頼された弁護士・会計士は、網羅的に問題を列挙することとなりがちで、本来深堀りすべきリスクの精査が不十分となる虞があり。

 

そもそも、DDを網羅的と言っても、所詮は対象会社の一部しか見えない。(昔、元GCAの佐山さんが“雪”の下の部分だけを見せて、“何に見えます?”ヨ“じゃなくて、雪ですよと講習で言ってました) 従って、質問リストである程度のメッシュで最低限のポイントを抑えた後は、特定テーマについてゴリゴリ調べた方が、成果あると思います。ビジネスDD等も同様です。

三菱と伊藤忠

三菱商事伊藤忠

 

数字を比べてみました。こう見ると、三菱のBSのサイズは伊藤忠に限らず、他商社比で圧倒的に大きく、時価総額もダントツの一位です。

 

伊藤忠は、資産効率が抜きに出ていて、BSサイズが三菱の6割ですが、利益では肉迫していますね。不採算のアセットの比率が低いのが要因かと思いますが、時間があるときに調べたいと思います。

 

三菱

総資産 17兆円

今期連結利益予想 5200億円

時価総額 4.5兆円

PER 8.5

PBR 0.8

 

伊藤忠

総資産 11兆円

今期連結利益予想 5000億円

時価総額 4.0兆円

PER 7.7

PBR 1.3

前田道路 敵対的TOB

前田道路が前田建設によるTOBに反対し、敵対的TOBに発展したようです。「当社の収益力は圧倒的に上回っている」とか「資本市場からの評価が乏しい企業によって経営される」とか言いたい放題です。日本もいよいよ米国のようになってきましたね。

ちょっと、調べたら、前田道路は前田建設に設立された子会社ではなく、元々独立の会社が資本提携し現在の形(現在の保有株式は25%弱)になっており、役員も1名を除き、社長含めプロパーの方なので、元々独立性が強い会社のようです。

ということで、前田建設の目線でいえば、全然言うことを聞かなかった関係会社の過半数を取り、主要ポジションに人を送り込み、親子間でシナジーを生み出すという絵であり、そのシナジーの表れが、TOB発表前の株価2500円弱に対して3950円という1.6倍の価格を付けたということでしょう。

前に触れた通り、通常TOBの場合のプレミアムは20-30%であり、60%は中々の水準。このレベルだと、ホワイトナイトとしては、ファンドは無理で、事業会社がメインになりますが、そうなると前田建設はダメで他のゼネコンならいいのかという話になる気もします。

 

あとは、自己株取得でしょうが、自分で買うだけなので、シナジーは当然なく、あとはTOBによるディスシナジーでどれだけ説明できるか。

 

いずれにせよ、前田道路の経営陣にとっては、難しい選択ですね。しかし、一人だけいる前田建設出身の役員は針の筵でしょう。