MBA x 総合商社道場

MBAと総合商社の事業投資をメインの話題にしたブログです。

ストレッチした予算(事業計画)の弊害 

商社ビジネスもすっかり投資になり、特に海外の事業は現地人の経営者に任せて、基本はBoardを通じたガバナンスを利かせるのが基本になる。その際、注意しないといけないのは、プレッシャーのバランス。アメとムチ、つまり報酬とノルマということになるが、予算に高い過ぎる数値目標やコミットメントの度合いを強め過ぎてもいけない。

極端な例としては、どうせ予算未達になり、クビになるなら、逆転満塁ホームランを狙ってやると、リスクの高いことに手を出したら、場合によっては不正を働くということも想定されます。

一方、地味に気をつけたいのは、高い売り上げ目標を掲げると、株主もそれに合わせた、在庫枠、借入枠、経費を認めざるを得ない。結果、コストがずぶずぶになり、売上は伸びないは、コストは増えるはで、ダブルパンチになります。