MBA x 総合商社道場

MBAと総合商社の事業投資をメインの話題にしたブログです。

M&A取引 入札と相対のメリット デメリット

会社を売るときに競わして値段をつりあげるというのが、会社を高く売る、コツなわけで、一方、買い手はいかに関係を築いて、相対に持ち込むというのが腕の見せ所になります。

ということで、売るなら入札というのが基本ですが、相対の良さもあります。以下の通り。

1、買い手の数

  世の中にはWorkが無駄になるのを嫌い入札に出ない会社もあるので、相対の方が書いてが多いと思われます。

2、秘密保持

  特にターゲット会社の従業員に売却を知られたくない場合は、相対がベター。入札は投資銀行が売り歩くし、DD対応が重くなり、情報が漏れやすくなります。

3、労力が減る

  複数者のDD対応、交渉はやっぱりheavy lifting jobなので、相対は楽。

4、実現性

  相対にすると買い手にも同義的責任(法的ではない)が生じるので、買い手も本気で取引をしてくれる。