書評:国家情報戦略
私の好きな佐藤優のインテリジェンスに関する本。元韓国海軍少佐の高永喆の対談。
面白かったのは、
・戦時中朴大統領は関東軍に属しており、当時の上司だった瀬島氏に助言を得ており、韓国の発展に寄与したとのこと。「韓国人はよ恨の民族といわれますが、受けた恩は消して忘れない。公の場では大声で口にはしないものの、現在の韓国の繁栄が日本の助言と協力によってもらたされたことを多くの韓国人が認めているし、感謝している。」
・北朝鮮のインテリジェンスは、戦前の陸軍中野学校のパクリとのこと。その他諜略は誠なり等の中野学校の精神等の記載も面白かった。
・高永喆氏が日本の総合商社の情報力を高く評価していたのは、商社人としては興味深い。
・5割から9割に上げる努力と、9割を9割5分に上げる努力は同じ。「限界効用」
パラパラ、読む本としては面白かったです。
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