PBR1倍割れの株式について 2
前回の続きでPBRの限界について少し補足をしようと思います。
よく本にPBRというのは、清算価値だから、ある意味フロアーになると書いています。 しかしながら、我々の実感でもわかる通り、保有資産を売却しようとしても、簿価で売れることなんてめったにないし、ましてや、たいていの会社は、儲からなくても、自主的に廃業するのではなく、いくところまでいって倒産するんだろうということを考えると資産なんてFire saleするしかないわけで、フロアーになんてなるわけありません。
ということで、私のPBRのお勧めの使い方は、PBRが1倍割れているなんて、なにが理由なんだろうと考えをめぐらし、ババを掴まないということになると思います。