M&A いかに高値掴みを回避し、安く買うか。
買収価格が高くなればなるほど、減損リスクが高くなるだけではなく、買収後の資金余力がなくなり、さらなる成長のための投資等も困難になる等の弊害あり。
安く買って、高く売るのが基本中の基本であり、ではどうすればいいのか、難しい問題ながら、以下私の解決策を書こうと思う。
・交渉前にwalk away priceを決める。
過去のDealで値上げに応じず一旦Breakしたあと、半年後売り手が戻ってきて希望の価格で買えたことがあります。
・買収前と買収後の責任者を同じにする。
これを別の人間にすると、Dealのクローズさせればいいという無責任主義がはびこります。
・普段から買収候補先と仲良くなって、相対に持ち込む
私の知っている例では7年越しでラブレターを書き続けたケースを知っています。
・時期を待つ
自分がその業界にいれば、業界のトレンドが分かるはず。業界のサイクルを見越して、不況時に案件を仕込むと当然ながら安く買えます。でも、一般的には、そのタイミングは当然自分の業績も厳しく投資資金の調達や社内外への説明が難しいはずなので、言うほど簡単ではありません。