MBA x 総合商社道場

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不良資産があったときのValuation

たとえば、DDで在庫を調べたら、100億円在庫のうち20億円が不良在庫であったとき、Valuationにどう反映させるか。

まず、評価方法によります。純資産ベースでのValuationであれば、net worthから20億円を差し引くだけです。非常に簡単。

難しいのは、DCFです。DCFは事業から生み出すCash flowをベースに株式価値をだすものなので、不良金額を純資産ベースの価値評価のようにそのまま減額すればいいものではありません。 (本で見たわけではないのでもしかしたら間違っているかもしれませんが) 一定額の在庫処分損を事業計画に入れて、毎期生み出すCashから当該損を引くことでValuationを下げるということになると思います。 不良在庫があるということは、この事業は毎期一定の在庫損がでる事業と考えられ、その損を営業利益から正しくひく必要があります。ではいくらひくかは不良在庫の中身をみて、どれくらいのスパンでどれぐらいの損が出ているかを見たうえで見積もるしかありません。

もっとも、DCFベースの減額がたとえば5億円ぐらいにしかならなかったら、Sellerがアホなのを信じて、20億円の減額を要求するもの手です。純資産とごっちゃになっている人は素直におうじてきたりします。