M&A 環境デューデリジェンス 注意点
自社で工場や倉庫を買収するときは環境DDを行う。法務、会計、ビジネスに比べるとマイナーなDDですが、3点注意点あり。
- 時間
通常環境DDは過去の行政指導、社内規程、実踏等で行う1次チェックを行い、何もでなければ、これで作業終了。もし怪しかったり何か出てくると2次チェックを行うが、これはたとえば土壌汚染等なら検査等を行うので、偉い時間がかかったりする。これにより、サインが遅れたりする。
2.損失金額
環境についてはも表明保証を行い、違反があれば補償を行うが、もし土壌汚染が見つかって、これを補償するとなると損失金額は下手をしたら数十億円に上ることだってありうる。もちろん、補償金額は買収金額の15%とかでCapがつくがそれでも大きい金額であることは間違いない。
3.Deal Breaker
DDで環境面で何かが見つかると、上記の通りインパクトが大きいのでDeal Breakerになりうる。買収価格も、他のDDも全部Doneの状態で、環境面でひっかかりダメになるケースも相当あり、注意が必要。