MBA x 総合商社道場

MBAと総合商社の事業投資をメインの話題にしたブログです。

起業するために商社に入社するという考えについて

よく学生が起業するために商社に入社するという考えについて、私の考えを述べたい。結論としては、この考えが正しいかどうかは50 vs 50。

というのは、確かに商社の仕事はまさに経営そのもので、高い視座で物事を見て、また同時にあらゆるオペレーション(営業、経理、物流等々)に精通することが求められる。従い、勉強する素材はごろごろしており、手を伸ばさなくても簡単にアクセスできる環境。

一方、人・物・金、そして看板というリソースをジャブジャブ投入してmake moneyするのが商社であり、small sizeの会社と根本的に違う。商売という観点ではin general同じであるが、細かい実務を考えたときということで商社で学んだこと=起業スキルではないような気がする。(あと、居心地が良すぎて、そのまま辞めずに居続けるリスクもあります)

もっとも、私は商社に入る人間は、起業とかじゃなくて、国家レベルの仕事ができる醍醐味に魅力を感じて入社して欲しいと思っているが。