peと商社の違い 最終回
第17回は出資比率。
PE:100%
商社:20-100%
PEは基本事業ノウハウを持たず、ガバナンスを利かせて(簡単に言うと、Performしないとクビにする)プロ経営者を働かせるモデルであり、従い、出資比率は基本100%にする必要がある。
一方、商社の場合は、フレキシブルであり、20%出資で最低限のアイテムについてVeto rightを持ち、あとは出向者を出して現場のオペレーションを押さえることで、グリップを利かせるという変化球も可能。たとえば、メーカーと8:2で合弁をつくり、正直工場はメーカー任せ、商社としてはセールマネージャーのポジションを押さえ、販売をコントロールできればいいというような割り切りも可能。
加えて、連結BSを小さくしたいというニーズもあり、それを狙って、持分法にわざとすることもある。