MBA x 総合商社道場

MBAと総合商社の事業投資をメインの話題にしたブログです。

MBAのカリキュラムは超早い

以前MBAで学ぶ知識は、グロービスMBAシリーズ以下であり、専門性も学部レベルと説明した。よって、知識は、本質的にはMBAに行く価値ではない。

  

一方で、忙しい社会人、戦略、会計、オペレーション、ファイナンス、統計、マーケティング、人事等について一通り知識をつけるのは現実的には難しい。その点、MBAは、これらの基礎知識について体系的に、効率良く教えてくれるので、実に便利。

 

実際に、例えば、MBA前は全く知識のなかった組織や人事制度も、MBA後は専門スタッフときちんと議論できるぐらいのベースの知識を身につけることができる。実はこれってすごいことですよね。

要は、10百万円以上の学費の対価として、経営者として最低限学ばなければならない知識を超効率良く学ぶことができるのです。

 

但し、注意点としては、簡単だが、超スピードが速いこと。たったの1term(約2カ月半)で、会計なら、簿記の仕分けから初めて、最終的には連結財務諸表を作るところまで、ファイナンスなら、マルチプル、DCFを使って、株式価値算定書を作るところまでやります。商社の人間なら遅くとも5年目ぐらいには身につく知識だと思うので、知識として超レベルは低いが、でもこれを1 termでやるのは驚異的。初めてやる分野だと付いていけなくて挫折する人が出ます。