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MBA x 総合商社道場

MBAと総合商社の事業投資をメインの話題にしたブログです。

βの取り方、βの種類

 

DCFのWACCの設定で使用するβ(ベータ)はエクセルを使って自分で計算もできるが、通常、ブルムバーグの端末で取得する。5年月次か2年週次の未修正βが一般的。特定の時期における変動の影響をミニマイズするという意味では5年がベターと考える。因みに、ブルムバーグでベータを出すと、そこに決定係数(R2)が出ているがこれが0.1を切るとそのデータは使えないというが一般的。

 

βは、株式市場と個別銘柄の回帰分析で相関を出すが、例えば、個別銘柄に買収のうわさや不祥事とか合ったりすると値動きがランダムになって、規則性がなくなりその結果、リスクがうまく図れない、つまり決定係数が低くなる。

 

βには未修正と修正の2つがあり、修正ベータは、Bloombergが出しているもので、「修正β=0.677×未修正β+0.343×1」により求められる。これは計算式を見て分かる通り、1に近づくように修正している。(中長期的には企業は成長し規模が大きくなり、事業も分散され、株式市場全体に近づくとの考えから修正をしていると思われる)一方、逆に言えば、リスクを過小評価する修正とも入れる為、個人的には未修正をお勧めするが、数字合わせのために修正βを使うこともある。

 

あと、βの豆知識。

  • 株式市場と全く同じうごきをすればβは1
  • βの0(zero)は、キャピタルゲインもロスもない状態を意味し、つまり国債と同じ。逆に言えば、国債のβはゼロ。
  • βのマイナスは、リスクが国債以上、リターンが国債以下を意味する。(実際は存在しない)