MBA x 総合商社道場

MBAと総合商社の事業投資をメインの話題にしたブログです。

peと商社の違い その2 事業領域

第2回は、事業領域。違いは以下の通り。 PE:幅広い商社:幅広いが、各BLのビジネスに関連するもの PEは、其々得意分野はあるものの(小売業に強いファンド等)、基本的には専門性は金融であり、業種は問わない。 一方、商社も総合なので、会社自体の事業領…

peと商社の違い その1 リターンの源泉

今回から、全17回にわたり、PEと商社の何が違うについて考察したい。私見も多分にはいりますが。 第1回は、リターンの源泉。違いは以下の通り。 PE :レバレッジ、EVの向上商社:企業成長、EVの向上 PE投資は基本的にレバレッジバイアウトでノンリコース…

deed

英文契約を見ているとagreement/contractの他にDeedというものがある。 英文契約では約因(Consideration)といわれれる、契約上の対価がないと契約は強制力がない。約因の例としては、たとえば、売主:商品を引き渡す、買主:お金を支払う。 Deepはこの例外…

東芝半導体

4/5の日経の記事「東芝半導体 日本応札ゼロ」はショックですね。はやり2-3兆円という金額にみんなhesitateしてしまったのだろうか。 時価総額が70兆円を超えるアップル他海外勢に対して、4兆円程度のソニーを初めとした日本勢では対抗できないということでし…

サイズリスクプレミアム

インフラや資源投資はアセットビジネスであり、ポートフォリオ(複数アセット)ではなく単一アセットを取得することが多い。Valuationをする際、上場の類似会社のベータをもってWACCを推定するわけであるが、これら類似会社は複数アセットを持っており、分散…

商社の社会貢献

よく商社志望の学生が、たとえば途上国のインフラ整備をして、社会貢献をしたいという思いを持って入社してきたりする。 その志自体は素晴らしいのだが、商社のビジネスはボランティアでないことは忘れてはいけない。つまり、適正な利益を取るということ。 …

FFOC

借入水準を見る指標として、代表的なものとして、有利子負債÷EBITDAがある。EBITDAは使いなれてるし、簡単に計算できるという意味で、使い勝手がいい。 一方、元本をあとどれだけで返せるかというと、EBITDAは文字通り、I(利息)、T(税金)前で、且つ、運…

pe投資

商社が行う投資は、Equity投資なわけだが、Debtが直接金融(社債)と間接金融(銀行借入)に分類されるように、Equityも直接金融(上場)と間接金融(PE投資)に分類される。 PE投資の機能とか意義はどこにあるのだろか。 まず、当たり前の話になるが投資、…

商社は海兵隊

商社は海兵隊になぞらえられる。そもそも海兵隊とは、いろいろな形態、歴史があるものの、ごく簡単に言えば、水陸両用作戦や上陸作戦の専門組織。海軍と陸軍のGapを埋める組織である。 商社のどこが海兵隊かというと、ビジネスのインキュベートする過程と上…

商社の投資

商社のオリジンはトレードであり、商社の投資もトレードから始まっている。 具体的には、取引維持のために、顧客の株式を一部保有したり、メーカーが海外に進出する際、現地の水先案内人として、一部出資したりするケースだ。 また、商社らしい投資としては…

ブックスキャン

https://www.bookscan.co.jp/というサービスを利用して、書籍を電子化しました。月額1万円弱で50冊までSCANしてもらえます。送料込の段ボールを1000円で購入し、送って7週間弱できれいに電子化してもらえました。品質も満足で、質問してもすぐに的確な答えが…

日本人が多い学校

MBA

後輩からmbaの学校を選ぶ際、日本人が多い学校についてどう思うかを聞からたのでコメントします やはり pros consあります。 欠点は想像の通り。日本人でつるんでしまう。これはどんなに意思が強くても不可避でしょう。大体、ファイナンスとか英語で理解する…

選択と集中

選択と集中はよく聞くフレーズだが、個人的には時代遅れのような気がしている。 世の中は不確実であり、これに対応するには選択肢を広く持ち、コミットを遅らせるのが定石である。選択と集中によりコストを減らすよりも、企業の体力が持つ限りはできるだけた…

海外駐在2

前回、商社の海外勤務が多いという話をしましたが、その勤務実態について少し書きたいと思います。 商社の海外駐在は3パターンで、1つ目が留学や研修生、2つ目が投資先への出向、3つ目が海外独法(アメリカ●●商事)があります。1と2はイメージできると思…

海外駐在

海外勤務者が多いランキングが以下東洋経済の記事に出てました。 http://toyokeizai.net/articles/-/158196?page=3 割合で行くと、商社の海外勤務者は、5人の1人ぐらいでしょうか。社員数には一般職も含むので、すごい割合ですね。 実際、周りをみても、大体…

mba ranking

MBA

FTのMBA rankingが今年も発表されてましたね。 http://rankings.ft.com/exportranking/global-mba-ranking-2017/pdf たかがランキング、されどランキングということで、やなり母校のランキングは気になるものです。 ランキングについて私の意見を述べます。 …

キンドル

電子書籍を3か月前から使っていますが、感想を以下述べます。結論としては、pros とconsがあるものの、何冊も持ち運べるメリットがデメリットを凌駕して、総論買ってよかったと思ってます。 いい点 1.何冊も持ち運べる。気分に応じて、次々に本を変えられ…

フレームワーク

MBA

以前、「MBAはレベルが低い」でも少しふれたが、フレームワークについて少しコメントしようと思う。http://mbashoshadojo.hatenablog.com/entry/2016/09/10/071748 MBA受験を目指している後輩と以下のようなやりとりをした。 後輩:「MBAでフレームワークを…

内館牧子著 終わった人

非常に面白かった。銀行を定年退職した人の老後を描いた話。特に大企業に勤める30,40、50代は共感するでしょう。 「若い頃に秀才であろうとなかろうと、美人であろうとなかろうと、一流企業に勤務しようとしまいと、人間の着地点って大差ないのね・・…

東洋経済「伊藤忠と三菱」

12/17の東洋経済「伊藤忠と三菱」の特集がされていた。伊藤忠は本当にマスコミに人気があるなと感心するが、私が気になった記事は、三井の安永社長のコメントで、「国を背負い、産業の成長を支える、社会的使命を持つ、単なる商人では困る」というもの。 よ…

生産性 その2

前回、生産性についてコメントしたが、個人的にはアウトプットの定義をしっかりやることが大事と感じている。 生産性の議論は、たとえば会議を減らそう、スマホ断ち等のインプットに力点が置かれるが、ゴール、つまりアウトプットの設定の方が大事だと思う。…

生産性 その1

HBRで伊賀泰代の生産性に関する記事(http://www.dhbr.net/articles/-/4574)が出ていて、おもしろかった点が2つ。1つが、「結果が出ないときに量で補おうと残業するやつはマッキンゼーで生き残れない。」という点。結果が出ない理由を突き止めそのスキル…

リーディングの勉強法

後輩にリーディングの勉強法を聞かれたので、お勧めの方法を紹介します 一つ目は量を読むこと。mbaに行くと毎日百ページは英文を読まないといけないので、結局速読の近道は慣れということになる。 基本的なには毎日のノルマを一日30ページにしてひたすら読み…

商社のPL経営

投資会社に業態を変えた商社だが、もちろん投資時はIRRやNPVで案件を評価するものの、成績表は相変わらずPL。上場会社である以上は、PLはついて回るし、マスコミの記事を見てても、PLを基準で総合商社を比較している。 でも、PLは金で買うことができる。例え…

英語ができなくても総合商社に入れるか?

これも答えはYES。私も入社するときは、恥ずかしながらTOEIC600点弱だったし。 もちろん、できた方が有利だと思うが、Mustではない。 「英語ができる=仕事ができる」ではないのでMUSTにする必要がないし、面接官も大半が帰国子女ではなく、英語に苦労し…

MARCHでも総合商社に入れるか?

答えはYES。少ないけど、普通にいます。私自身もマイナー大学の出身だし。あと帰国子女でも体育会でなくても、普通の学生も普通に入社してます。 私も1次面接の面接官をやっているが、会社から学歴について特に指示はないし、採用するつもりがあるから、そ…

商社に学閥はあるのか?

私の会社は、既に20年近く勤めるが、学閥を一切感じたことない。もっと上にいけば、あるのかもしれないが、他社を見ても過去横浜国大、小樽商科大、MARCH出身の役員もいたりするからやっぱり関係ないのだろう。 学閥よりあるのが、部門閥。あの人は鉄出身、…

TagとDrag

前回譲渡制限の話をしたが、Tag alongというものがある。これはパートナーが第三者に譲渡するとき、同条件で自分の持ち分も売ってもらう権利。合弁事業をやると、パートナーがいないと成り立たない事業というものがある。(商社とメーカーでモノ作りはパート…

株式の譲渡制限

合弁契約書では株式譲渡に関して、様々な制限がかかる。一定期間売れない、Lock upや、譲渡する際に相手方の同意がMustになっている契約もある。こういう場合、パートナーにも逃げられないが、こちらも逃げられない仕組みで、これはこれでExitがしづらい。 …

配当にかかる税金

投資家のリターンは、配当とキャピタルゲインであるが、それぞれに税金がかかる。海外投資であれば、例えば、現地で源泉税、国内で所得税がかかったりするが、Valuationをする際は、あくまで対象会社のAvailabile cashベースであり、投資家が払う税金は考慮…