読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

MBA x 総合商社道場

MBAと総合商社の事業投資をメインの話題にしたブログです。

TagとDrag

前回譲渡制限の話をしたが、Tag alongというものがある。これはパートナーが第三者に譲渡するとき、同条件で自分の持ち分も売ってもらう権利。合弁事業をやると、パートナーがいないと成り立たない事業というものがある。(商社とメーカーでモノ作りはパート…

株式の譲渡制限

合弁契約書では株式譲渡に関して、様々な制限がかかる。一定期間売れない、Lock upや、譲渡する際に相手方の同意がMustになっている契約もある。こういう場合、パートナーにも逃げられないが、こちらも逃げられない仕組みで、これはこれでExitがしづらい。 …

海外のMerger filing

総合商社が、新規設立、買収に係わらず、広く世界で事業展開しているパートナーと合弁事業をやる場合、海外の競争法、特にEUと中国のFilingが必要となる場合がある。買収の担当者は、常にこのポイントを意識して、弁護士に独禁法の届出の要否を確認する必要…

善管注意義務・東芝のケース

善管注意義務を東芝のケースで考える。 ご存知、東芝の不正会計であるが、前回の内容から以下がポイントになると思われる。 取締役が直接不正会計を指示したとなれば、直接違法行為となり、アウト。チャレンジいう名の、達成不可能な予算(不可能かどうかが…

取締役の善管注意義務とは何か?

まず、善良の意味は専ら会社の利益の為権限を行使することを意味する。当たり前だが、私的な利益のために取締役は働いてはいけない。しかも”専ら”がポイント。 次に管理者としての注意義務は、経営判断の合理性と監督義務の2つ。 経営判断の合理性について…

コーポレートガバナンスの意味

コーポレートガバナンスというと分かりづらいが、経営の効率性を担保することが目的であり、その定義を一言で言うとダメな経営者をクビにする仕組みということになる。 といことでいくら社外取締役とか指名委員会とかあっても 実態面でその社長をクビにでき…

Condition Precedentの特徴

Condition Precedent(前提条件)に入っているだけでは、その結果を達成する義務は発生しない。例えば、許認可取得が前提条件に入っている場合、Sellerがクロージングしたくなければ、許認可を取得せず、放置してもよい。もし、これを義務化したければ、Cove…

表明保証の注意点

表明保証に「買主が知っていたことについては表明保証を問えない」との文言が入ることがある。これは表明保証違反を買主が請求した時、売主が「DDしたんだから、しってたはずだろ」とごねるのに利用されるので、注意が必要。実際に表明保証違反を問えなかっ…

表明保証/知る限りと知り得る限り

表明保証では、保証内容が知る限り(actual knowledge)と知り得る限り(constructive knowledge)があるが実はこの差は大きい。なぜなら、知る限りの場合、BuyerはSellerが知っていたことを証明しなくてはならないから。知り得る限りなら、役職に応じて知って…

表明保証のポイント

表明保証はSellerが一定の事実をbuyerに保証するもの。“客観”事実の保証である点が評価に左右される性能を保証する瑕疵担保責任とは異なる。 Sellerとしてのポイントは、知らないこと、確証の持てないこと、自分でコントロールできないは保証しないこと。事…

なぜ英文契約は長いのか?  

英文契約は、例示や説明が口説く、長文になっている。これは、US法に”Plain meaning rule“と呼ばれる考え方があり、契約で書かれている文言を裁判所は極めて重視する。何が合理的化ではなく、書かれていることを重視するため、ドラフトミスがあっても関係な…