MBA x 総合商社道場

MBAと総合商社の事業投資をメインの話題にしたブログです。

PEファンドのEXIT

ダイヤモンドにJIPのオリンパスのカメラ事業のカーブアウト案件が紹介されてましたね。 https://diamond.jp/articles/-/241721 記事にある通り本買収額は、事業のターンアラウンドというよりは、EXITの絵をどう描くかという 点が大事です。 私は日頃からファ…

日銀のETF購入

日経の記事を見ていたら、日銀のEFT購入を通じた間接保有の出資比率がユニクロ20%、ファミマ18%とか、あらためて見ると、結構すごい割合になっているんですね。 もちろん、ガバナンスの問題はさておき、需要が日銀に支えられているのを見ると、官製相場と…

M&A 高値掴み

M&A 高値掴み M&Aにおいて、「あの買収は高値掴みだ」と言われるが、これはどういうことだろう。 一般には、買収において、シナジーを見越して、プレミアムを払ったものの、実際にやってみたら、シナジーが創出されず、プレミアム分、損したというもの。つ…

今年のMBA入学

MBA

WSJに以下の記事が出てました。例年合格すると84%は入学するのに、今年は59%だそうです。 What Will Business School Look Like in the Fall? - WSJ たしかに、世界から集まる学生と濃い2年を過ごすのがMBAの醍醐味であり、自宅にこもってオンラインだと、…

M&A「やっぱやめた」の記事

先日、このコロナ下で、M&Aを実行するかについて、このブログで取り上げましたが、 M&AにおけるブレークアップフィーとアサヒのABインベブ買収について - MBA x 総合商社道場 日経ビジネスで以下の記事が出ていました。要は、欧米企業は契約をしてても、ブレ…

PBR1倍割れの株式について 3

PBR最終回の今回は、ではなぜ商社の株式はPBR1倍割れているか。 本日の株価を見ると伊藤忠以外の5大商社はPBR1倍を切ってます。 そもそも今の商社は、投資会社なので、保有している株式の価値で時価総額も収れんするはず。もちろん、昔買った含み益のある資…

PBR1倍割れの株式について 2

前回の続きでPBRの限界について少し補足をしようと思います。 よく本にPBRというのは、清算価値だから、ある意味フロアーになると書いています。 しかしながら、我々の実感でもわかる通り、保有資産を売却しようとしても、簿価で売れることなんてめったにな…

PBR1倍割れの株式について 1

最近、意味不明に株価が上昇してますね。長期で見れば、DCF等で評価した株価に収束していくんでしょうが、短期の株の動きは、私にはさっぱり理解できません。 さて、ニュースを見ていると、商社株を始め、PBR1倍割れの株の記事をよく見たりします。また、株…

前田道路 社長交代

少し出遅れましたが、このブログでずっと追いかけていた前田道路のTOBですが、社長が交代を発表してましたね。 https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS07720/94ab1234/22c7/4884/99d5/125f6e629720/140120200514413938.pdf TOBが成立。TOBに反骨精神む…

M&AにおけるブレークアップフィーとアサヒのABインベブ買収について

M&A取引では、当事者のどちらか一方が、交渉からドロップする際に、補償として一定金額を払うことがあります。これをbreak up feeと言います。LOIとSPAに分けて考えます。 まず、LOIについて。LOIは一般的に法的拘束力はなく、LOI締結後DDに入り、交渉。妥結…

商社とリモートワーク

コロナですっかりリモートワークが定着しつつありますが、Afterコロナを考えたとき、総合商社でリモートワークをどう活用していくかを少し考えます。 まず、私がリモートワークをやったみた実感として、以下の感想があり、トータル圧倒的にいい。 ・通勤がな…

書評:コンサル一年目が学ぶこと

会社にあったので、読みました。”コンサル”と書いてますが、コンサルに限らず、総合商社はもちろん、どの業界にでも使える、普遍的なTIPSが書かれています。私が普段感じる仕事ができる人の特徴、仕事術が書かれており、新人から若手にお勧めです。是非、読…

昔の商社マン

今日はナレッジというより、思い出話。 私が総合商社に入社したのは早20数年前。その頃は、まだまだトレード全盛で、且つ、今とことなり超ブラック企業で、12時まで仕事して、そこから飲みに行ったりしてました。 とにかく、拘束時間が長ったですね。人間力…

まずやることを決め、走りながら考える

スピードの時代、まずは初めて、走りながら考えるのが求められるのは頭では分かっていたが、最近改めてそう感じるエピソード。 今、アメリカの学校では、コロナで通学ができないので、ZOOMやgoogle class roomを使ったEラーニングを使い、カリキュラム通り進…

コーポレートガバナンスの良記事

以下の記事を見つけましたので、シェアします。アスクルモデル等非常に勉強になります。 コーポレートガバナンス最大の機能:取締役会と役員選解任のあり方と事例について | Signifiant Style これを見てて思うのは、社外取締役を会社が選ぶ構図がやっぱり歪…

ブラジルレアルと新興国投資

ブラジルレアルがすごいことになってますね。なんと本日(5/11)は、1ドル5.8レアル。この10年で見ると、2011年は1.5レアル、私が案件をやっていた2016年とか2.8レアルなので、今はその半分の水準です。正直驚きを隠せませんね。 やっぱり新興国投資はハイリ…

リース会計とEBITDA

IFRSでは、リース会計が変わり、オペレーションリースについてはもオンバランスになりました。 (ファイナンスリースと同じ) 具体的には、Day0でリース資産とリース債務の計上(公正価値と支払リース料総額の現在価値のいずれか低い金額)。以降は、従来リ…

携帯依存症

私は、携帯依存症ではないと本人では思っていますが、暇になるとついつい触ってしまい、時間がもったいないなと思っていました。 一瞬、ガラケーに変えるかと思ったりしましたが現実的ではないので、以下の方法で、携帯を見る時間を1/3に削減しました。 それ…

Online でのMBA授業 Coursera

MBA

前にも紹介したかもしれませんが、以下のサイトでオンラインでMBAの授業を取ることができます。コロナで時間がある人は、興味がある分野を受講することをお勧めします。 Coursera | Build Skills with Online Courses from Top Institutions 基本有料サイト…

コロナと株式価値

在宅勤務だとなんか筆が進みませんね。 さて、株の暴落が続いている今日この頃ですが、株を買おうか迷う今日この頃です。 前にも触れたとおり、株価=時価ではありません。ファイナンスの理論では、将来計画を作りそれをWACCで割引(DCF)で時価を算出します…

記事:なぜいま若手は総合商社から去っていくのか

以下の記事を見つけたのでシェアします。 なぜいま若手は総合商社から去っていくのか|遼 for Compass Posse|note 今の若手はこういうアプローチで物事を考えるだと改めて思いました。ただ、私は思うのは、会社は学校ではないのでスキルを学ぶためにいる場…

ブラックスワンと企業経営

しかし、今回のコロナは本当に誰も予想しなかったブラックスワンですね。 ファイナンスの理論(ファイナンスの基本 - MBA x 総合商社道場)に基づけば、アメリカ企業のように借り入れを増やし、株主還元をやしレバレッジを高める、いい買い物があれば積極的…

為替の記事

コロナで在宅勤務、子供の面倒を見ないとで更新がこの2週間全然できませんでした。 以下の記事はよくまとまっていて、参考になります。 「新型コロナで円暴落」が信じられない理由 | 市場観測 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

前田道路 TOB成功

ついにTOBが成立しましたね。コロナで株価が低迷して、投資家からしてたらTOB価格が魅力的に映ったのでしょう。前田建設からするといる意味神風ですね。 前田建設、前田道路を子会社化へ TOB成功 :日本経済新聞 当初の目論見との比較でいると、Net Debtが例…

Finance trains business CFOの役割

先日事業会社のCFOと話をした 彼が自身の役割としてタイトルの言葉を言ってました。 要はベンチマークだったり、月次資料分析だったり とにかく客観的なデータでbusiness groupに煙たがられてもチャレンジするのが使命だとのこと それが結果として強い組織に…

なぜ明らかに高い値段で買収するか?

M&A

後輩から、なんであの会社はあんな高い買い物をするんですかね?と聞かれたので、 以下、私の考えを。 まず、以前述べた通り、経営者がM&Aをやりたくなってしまう、背景があります。 なぜ経営者はM&Aが好きなのか? 失敗する理由 - MBA x 総合商社道場 成功…

Walk Away Price 以外のWalk Away事項

M&A

以前、買収価格がこのラインを越えたら、潔く撤退すべしというWalk Away Priceについて書きましたが、値段以外にも Walk Away 事項があります。 walk away price の難しさ M&A - MBA x 総合商社道場 1つは、シナジーが実現できないとわかったとき。これは値…

Post-Closing Due Diligence

M&A

本を読んでいると、Post-Closing Due Diligenceの実施がよくレコメンドされている。確かに、買収前のDue Diligence(DD)で得られる情報は限定的であり、Lixilのグローエ買収時に問題になった中国の出資先の不正会計(Lixilは600億円を超える損失を計上)等…

ストレッチした予算(事業計画)の弊害 

商社ビジネスもすっかり投資になり、特に海外の事業は現地人の経営者に任せて、基本はBoardを通じたガバナンスを利かせるのが基本になる。その際、注意しないといけないのは、プレッシャーのバランス。アメとムチ、つまり報酬とノルマということになるが、予…

クロージングにおける価格調整方法 その3  M&A

以前、以下の記事を書きましたが、いくつか質問を受けたので追記します。 クロージングにおける価格調整方法 その1(Locked Box 方式) M&A - MBA x 総合商社道場 クロージングにおける価格調整方法2(Completion Adjustment 方式) M&A - MBA x 総合商社…