海外駐在2
前回、商社の海外勤務が多いという話をしましたが、その勤務実態について少し書きたいと思います。
商社の海外駐在は3パターンで、1つ目が留学や研修生、2つ目が投資先への出向、3つ目が海外独法(アメリカ●●商事)があります。1と2はイメージできると思いますので、3つ目について書きます。
私が十数年前に初めて海外出張で海外オフィスに行ったとき、まず日本人の多さにびっくりしました。大体1/3から1/2が日本人で、オフィスの中は普通に日本語が飛び交ってました。当時はオフィスにゴルフバックがあり、喫煙ルームでは親父がだべる、ということで、めっちゃthe 日本企業でショックを受けました。なんだかんだいって、未だ日系企業との取引が多いので、これはある意味仕方がないのですが、外国人とバリバリ働いているイメージと乖離してます。
これが嫌な人は、外資とのJV等投資先のポストを掴むと、日本人は自分だけみたいない状態になります。これはこれできついのですが。
いずれにせよ、帰国で英語がnativeでもない限り、
海外で働くのは実際は難易度が高いはずであり、
その意味では海外勤務のopportunitiesはありがたいし、働いている人間としてはモチベーションになります。
海外駐在
海外勤務者が多いランキングが以下東洋経済の記事に出てました。
http://toyokeizai.net/articles/-/158196?page=3
割合で行くと、商社の海外勤務者は、5人の1人ぐらいでしょうか。
社員数には一般職も含むので、すごい割合ですね。
実際、周りをみても、大体回ぐらいは海外駐在に行ってますし、人によっては国内より海外勤務の方が長い人もいます。外資系に勤めても日本のlocal staffとして、英語を使っても純ドメの仕事をするわけですし、海外勤務したい人にとっては、やはり商社はおすすめということになると思います。
mba ranking
FTのMBA rankingが今年も発表されてましたね。
http://rankings.ft.com/exportranking/global-mba-ranking-2017/pdf
たかがランキング、されどランキングということで、やなり母校のランキングは気になるものです。
ランキングについて私の意見を述べます。
元々行く前は、社費派遣の場合、top20以上という縛りがあったりして、日本企業の主戦場のアジアのB-schoolはほとんど対象外だったり、Babsonみたいにアントレ分野では抜群の学校も漏れてしまうので、
学びが最も大事なのにもったいないなと思ってたりした。
一方、実際MBAに行ってみて思うのは、はやりランキングは大事だなと実感しました。一番の理由は、MBAの学生はなんだかんだいってランキングを見て学校選びをしているということ。数千万の投資をするので当たり前と言えば当たり前だが、学校選びの大事なCriteriaの一つになっている。
従い、学生の質とランキングの相関はかなり高いという感想を持っている。
また、学校も相当ランキングを意識して、学校運営をしている。B-school間の競争は熾烈であり、学校もランキングを少しでもあげるべく、日夜努力を
している。その意味では、ランキングはB-schoolの努力の証であり、やはりランキングの上位校は組織として優れていると思う。
MBAに行く前は、ランキングなんてと思ったりしていたものの、悔しいながら今は上記のような意見を持っています。
キンドル
電子書籍を3か月前から使っていますが、感想を以下述べます。結論としては、pros とconsがあるものの、何冊も持ち運べるメリットがデメリットを凌駕して、総論買ってよかったと思ってます。
いい点
1.何冊も持ち運べる。気分に応じて、次々に本を変えられるのはかなり便利です。結果読む本が増えた気がします。
2.場所を取らない。ハードの本も電子化して家がすっきりしました。
悪い点
3.パラパラめくれない。Kindkeも移動機能があるが、はやり飛ばし読みや、「あれどこにかいてあるっけ」とパラパラめくりながら、探せないのは少しストレスですね。
4.書き込めない。(正確にいうと機能はあるが面倒)
もっとも、検索機能や、ハイライトした箇所を一覧で見れたり、もっというと書籍のcopy & paste等電子書籍にしかない機能もありますが。
フレームワーク
以前、「MBAはレベルが低い」でも少しふれたが、フレームワークについて少しコメントしようと思う。
http://mbashoshadojo.hatenablog.com/entry/2016/09/10/071748
MBA受験を目指している後輩と以下のようなやりとりをした。
後輩:「MBAでフレームワークを勉強できるっていうけど、本はたくさんでてるし、意味あるんですか?」
私:「まぁ、実際習うのも、極端にいえば3Cと4PとSWOTぐらいだからね。」
後輩:「それぐらいだったら、うちの会社の人だったら、みんな知ってますよ。」
私:「実際、そうなんだよね。じゃ、そのフレームワークを使って、戦略を立てる人ってどれぐらいいる?」
後輩:「。。。。。。あんまりいないですね。」
私:「MBAにいくと、正解かどうかは別にして、戦略を自分で立案できるようになれるよ」
後輩:「なるほど」
そうなんです、フレームワークという知識だけなら、5分で習得できるものを、MBAではケースをつかって、1000本ノック(HBS、Darden、IESE等のケースの学校に行くと、実際これに近い数のケースをやります。)をやり、体になじませることができるのが、まさにMBAの価値になります。更にいうと、フレームワークを意識せず、あてはめなんてしなくていいぐらい、刷り込まれます。まさにイチローとかのプロスポーツと同じ原理ですね。
内館牧子著 終わった人
非常に面白かった。銀行を定年退職した人の老後を描いた話。特に大企業に勤める30,40、50代は共感するでしょう。
「若い頃に秀才であろうとなかろうと、美人であろうとなかろうと、一流企業に勤務しようとしまいと、人間の着地点って大差ないのね・・・。」とか
実力がありながら、結局最後は運で決まる役員人事とか、サラリーマンの悲哀が書いてあります。
因みに私のB-Schoolの卒業式で、某保険会社のCEOがスピーチした際に、「出世を人生の目標にしてはいけない。だって社長は一人しかなれないのだから、挫折する可能性が圧倒的に高い」と言っていたのを思い出しました。
家族を大切にしつつ、生き方とか、自己成長とかを軸に人生いきないとダメだなと痛感した次第。